捕えられた吸血鬼






「…ねぇ、ノーマン…最近クラウスがわからないよ…」




ソファーで体操座りをし、膝に頭をつけて蹲ると、ノーマンはそんな私にくすくすと笑う。



「クラウスがわからないって……それはいつものことだよ。俺だってクラウスが何を考えているのかわからない。……あ、でもアメリアが来てからは、前よりは感情が表に出るようになったかもね」




「…私が来てから?」



ノーマンの言葉に少し頭を上げ、彼の方に視線を向ける。



ノーマンは私の言葉に小さく縦に頷く。



「そう…クラウスは前…今みたいに人間っぽくなかったんだよね…ただ生きているだけ…機械のように動くだけ…みたいなね」



だけど、アメリアが来てからはそうじゃなくなった。

今の方が生き生きしているとノーマンは言う。