捕えられた吸血鬼






それに…



「血が苦手になったのは…昔聞いた話のせい…だもん」



「昔聞いた話?」



「そう…」



小さい頃、男の子が話してくれた昔話。



ノーマンにその内容を教えると、彼は微妙な表情をする。



「まぁ…別にありえない話ではないね。今は人間を殺したら罪になるけど、昔は結構酷かったんだなって思うぐらいだね」



「…そんな軽いものなの?」



「人間から見たヴァンパイアはそんな感じだよ」



「そう…なの?」



「まぁ…でもその話を聞いて、今はルールが作られてよかったと思うけどね」



昔に生きてなくてよかった。と言うノーマン。



そこで、ふっとある疑問が思い浮かぶ。