捕えられた吸血鬼







そう思いながら私はクラウスの指を舐め、そのまま指に牙を立てる。




クラウスはあまりの痛さに一瞬だけ表情を歪ませ、私は自分の体がすごく血を欲していたようで、夢中でクラウスの血を貪る。



そして満足に血を飲み終えた私は、口からクラウスの指を離し、掴んでいたクラウスの腕も離す。



「…クラウス、ありが…」



一応お礼を言おうとしたら、その前にクラウスによって口を塞がれた。




「!?」



「んー…血の味だ。顔色もよくなったし、ちゃんと自分で飲んだね」



えらいえらいと言うように、クラウスは私の頭を撫で、その後にベッドから降りてドアへ向かう。



そして取っ手を手にしたところで私の方へ振り向く。



「あ、言っとくけど、これ毎日するから」


「……は?」



「当たり前でしょ。毎日行なって吸血行為に慣れてもらわないと」



クラウスは私の噛み跡がついている指に口付けをし、部屋を出て行った。



……え、嘘……これ、毎日するの?
あんなに時間が掛かったのに…?



それ以前に、なんでクラウスは私にキスをしたのだろうか…


…いつも口移しの為だったのに…



最近…クラウスの行動がよくわからない。