捕えられた吸血鬼






「じゃあ、はい」



クラウスは自分の人差し指を私の唇にあてる。



「…え?」



「首元からは妥協してあげるから、ちゃんと指から自分で血を貰ってね」



にっこりと綺麗な笑みを浮かべるクラウス。


…え、もう終わったんじゃないの?



そう思っていると、クラウスは私の心を読んだかのように…



「あれで終わるわけないじゃん。大体本来の目的はアメリア自身が吸血行為できるようになる。なんだから」



いやいや…
そんなの、知らないよ!



「本当は首元からの方がいいんだけど、百歩譲って、指からでもOKにしたんだから」




ほら。とクラウスは早くというように催促してくる。


本当に…強引なんだから…!