捕えられた吸血鬼







すると、男は何か察したのか楽しそうな顔を歪ませる。





「ああ…そうだったね。お前は痛みつけるよりも、血の方がよかったんだっけ?」



男は銃を仕舞ったかと思えば、次はナイフを取り出す。



これは昨日と同じパターン!



私は両手でナイフを持っている男の手を掴む。




「……何かな?」




「ちゃ…ちゃんと、話すから…それだけは…」




思えばあの時、私が素直に話せばこんなことにはならなかったじゃないか。



…でも、あんな失礼なこと言われたら、誰だって反抗したくなる。




「…効果抜群だね。はぁ…仕方ない。次はないからね」



男は残念そうにため息を吐き、ナイフを仕舞う。




結局私の弱点を教えてしまう羽目になってしまった…



いや、でも…それはもう昨日晒してしまったし…



いいことない…