捕えられた吸血鬼







私はクラウスに誘導されるがままに、彼の首筋に舌を伝わせる。



そして、そのままクラウスの首筋に牙を立てる。






ー…前に、自分の理性を取り戻し、自分の唇を噛む。



「アメリア?」



「…っ、むり…だよ…」



やっぱり…こんなこと、私にはできない。
私には…自分から血を貰うなんて…無理だよ。



ボロボロと涙が流れ、そのままクラウスの肩に頭を置く。



そんな私にクラウスは小さく溜息を吐く。



「何が無理なわけ?自分だって苦しいくせに」



クラウスの手は後頭部から背中へと移動させ、ポンポンと優しく叩く。



そんな優しさに私は更に涙が溢れた。



「だって…っこわい…んだもん…」



クラウスの背中に腕を回し、ぎゅっとシャツを掴む。



「怖い?何が?死んでしまうかもしれないから?この前、俺言わなかった?俺は死なないって」


「そう…だけど…っ」