捕えられた吸血鬼






そう思ってみるものの、急激に渇きが襲ってきて、クラウスのシャツを更に強く掴み、必死に理性を保つ。



苦しい…っ
いつまで、この苦しさが続くの…?


どうしたら…楽になれる…?


楽に…



やっぱり…血、なのかな…


血…


血さえ、あれば…



欲しい…、血が…欲しい…



「瞳の色が…いい色になったね。ヴァンパイア特有の色にね。ヴァンパイアの本能には逆らえないはずだよ」



今目の前にはクラウスがいる。
あの首筋に牙を立てたら…すごく美味しそうな血が流れるだろう。



すごく…欲しい。



「そう…アメリア。本能のまま従うんだ」



クラウスは私の頬に触れていた手を私の後頭部へ移動し、自分の首元へと誘導させる。



「…っ」



目の前には、今自分が求めている血がそこにある。


その…首筋に牙を立てれば…