捕えられた吸血鬼






「無理無理無理無理」



私は必死に首を横に振り、拒否し続ける。



そんな私はクラウスは溜息を吐く。



「なんで、そんなに我儘かな」



我儘はどっちよ!
無理矢理飲ませようとしてるくせに!



「こうなったら、最終手段だね。一応許可はもらってるし」



「え?」



誰に?という前に、クラウスは私の首筋にすっと指で撫でる。



その仕草にぞくっとする。


「クラウス…?」



何だか、嫌な予感がする。



本当に能力を使って、ノーマンのところへ逃げようか。



しかし……その前にクラウスは反対の手で私の腕を掴まれ、逃げることを許されなくなった。




「本当に聞き分けないね。せっかく俺がお手本を見せようとしているのに」



「…お手本って…」



まさか…!?