捕えられた吸血鬼







「でもさ…これで間に合うでしょ?」



セーファス司令官は動けないクラウスの元へ近づき、クラウスはぶっきらぼうに答える。



「まだ問題は残ってる。でも…それももうすぐ解決する」



あと…一発殴っていい?というクラウスにセーファス司令官は嫌と断って、クラウスとの距離をとる。





「相変わらず、可愛くない」



「可愛くなくて結構」



クラウスの反応にセーファス司令官はクスクスと笑って、自分の席に戻り、残っていた紅茶を飲み始める。




……まただ。
間に合うとか問題が残っているとか…



‘‘時間”のことばかり気にしている。



先日、クラウスに抱きしめられたせいで、すっかり忘れていたけど……



結構、あの時の答えを貰っていない。



それに……何だか嫌な予感がするんだよね…



また、改めて聞いてみよう。




「…ねえ、クラウス…」