捕えられた吸血鬼







突然のことで、戸惑ってしまう私。



なんで…クラウスに抱きしめられているの?
この状況は…一体、なに…?



頭の中が混乱していると、クラウスはそっと私から離れて、コンロの火を止める。



「これはもう大丈夫だから、皿に盛り付けてもってきて」



「….え、クラウス手伝ってくれないの!?」



「俺はサラダやったから」



よろしくねというように、手を振ってリビングへ向かうクラウス。



むー…っ手伝ってくれたっていいじゃん。



相変わらず意地悪だ。



心の中で文句言い、お皿に盛り付けながら先程のクラウスの行動を思い返す。



結局…なんで、抱きしめられたのだろうか。
クラウスも何にも言わないし。



理由は…わからないままだった。