捕えられた吸血鬼







「まぁ、もし俺がいなくなってもアメリアにとっては好都合じゃないの?」



「…好都合?」



どうして?
なんで、クラウスがいなくなると、私にとっては好都合なの?



思わず首を傾げると、クラウスは自嘲気味に笑う。



「アメリア、忘れてない?アメリアは俺に飼われている身。そんな俺がいなくなったら、アメリアは自由になれる」



だから、アメリアにとって俺はいない方がいいんじゃないの?とクラウスはサラダを盛りつけた皿を持って、テーブルへ並べていく。




…何、言ってるの?
私…ちゃんと自分の気持ち、伝えたじゃない。



「クラウスこそ…忘れたの?」