捕えられた吸血鬼






「じゃあ、アメリア。明日からよろしくね」




「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします」



セーファス司令官に頭を下げ、クラウスと共に司令官室を出る。




それからマンションの方に戻り、夕食の準備を始める。



「はじめの方に比べれば、だいぶマシになったね」



野菜を切っている私の横で見守りながら、そう言葉を発するクラウス。



「だって…家にいる時は毎日のように扱かれたもん」



まだ自分一人で一品物を作るのは自信ないけど、野菜は上手く切れるようになったと思う。



あ、あとコーヒーも淹れられるようになった。
毎朝クラウスが飲むから。



「じゃあ、あとは煮込むだけだから、蓋して暫くそのままで」



クラウスの言った通り、鍋に蓋して煮込むまでそのままにする。



因みに今日はクリームシチューだ。
この前はノーマンと作ったけど、今回はクラウスと。



クラウスはその間にサラダ作ろうと、冷蔵庫から野菜を取り出し、適当なサイズで切っていく。


その隣で私は先ほどのクラウスとセーファス司令官の会話を思い浮かべる。