捕えられた吸血鬼






「でも、今後の為には…完璧に使えた方がいいでしょ?それに…あまり時間はないんじゃないの?」



「!?」



セーファス司令官の言葉にクラウスは目を見開き、動きを止める。



時間…?
それは…どういう意味で…?



それは…この前セーファス司令官が言っていた、クラウスの寿命が関係しているの?



「…どこまで知ってるの?」



クラウスはセーファス司令官に向かって殺気を放ち、低い声で問いかける。



しかし、セーファス司令官は特に気にせず、ふんわりと微笑む。



「クラウスのことなら、何でも知ってるよ」



「何それ…きも…」



クラウスはうげっとして嫌そうな表情を浮かべるが、空気はまだピリピリとしたまま。



少しそんな状態でいると、クラウスは盛大な溜息を吐く。



「2時間。それ以上は認めない」


「了解。2時間だね」



あとはアメリア次第だね。とセーファス司令官は私に言う。



…なんだか、微妙にプレッシャーをかけられたような気がする。