捕えられた吸血鬼








「アメリアはストレート無理なんだね。砂糖持ってこようか」




「大丈夫…です」



断りを入れたはずなのに、セーファス司令官は腰を上げ、砂糖を持ってきてくれた。




本当に人の話を聞かない…
……でもありがたい。



セーファス司令官にお礼を言って、砂糖を紅茶の中に入れ、よく混ぜて口へと運ぶ。



あ…さっきよりもマシになったかも。



私の様子を伺っていたセーファス司令官はくすりと笑う。




「さて、今日呼び出した理由なんだけど」



「あ、はい」




急に真面目になるセーファス司令官に私も背筋を伸ばし、彼の言葉を待つ。




「アメリアの能力。自由に使ってみたくない?」



「え?」



私の…能力を…自由に?


この前は無意識だったけど…初めて使った私の能力。
人の動きを封じ込める能力。


確かに、あれ以来…発揮できてないけど…