捕えられた吸血鬼








「服なら勝手に俺の着ればいいのに」



「…え?」



「…って言っても、小ちゃいヴァンパイアにはデカすぎて無理か」



「む…っ」



小ちゃいは余計だ!
これでも私は貴方よりは長く生きてるんだからね!




「……じゃあ買ってください」



は?なんで俺が?と嫌な顔をしながら、返答が返ってくると思っていたけど、男はいいね、それ。と言ってきた。



「…はい?」



「行くなら、週末にしようか。非番だし。ああ、でも遠出は嫌だから、この辺の店になるけど」




「え、ちょっと…!」




まさか、こんな展開になるなんて…!


服を買って貰えるのは嬉しいけど、この人と一緒に出掛けるなんて、絶対何かがある!




「なに?俺と一緒に出掛けるのが嫌?」



「それは…」



いきなり核心を突く男。

そして男は何故かニコニコしてるし…