「今、セオに手掛かりを探してもらってるよ」
まだ、犯人は吸血鬼としか知らない。
それに、犯人の結果はいつ頃になるかわからない。
一ヶ月後かもしれないし、半年後かもしれない。
または、一年…いや、それ以上かもしれない。
だけど、犯人は必ず探し出すよ。
そう言うとクラウスは何か決心したようで、俺から小瓶を奪い取り、それを飲み干す。
そして暫くすると、クラウスは正常に戻っていった。
「本当……この体は嫌だね。すぐ血に反応してしまう」
しかも身内の血に。とクラウスは呆れたような表情で壁に寄り掛かる。
「…うん、そうだね」
クラウスの言葉に頷きながら、俺は部屋を見渡す。
机の上には渡せなかったシンディへのプレゼントが置いてあった。


