捕えられた吸血鬼






クラウスに小瓶を渡すが、彼はそれを受け取らず目を逸らす。



まるで、それはいらないと言っているように…


シンディがいなくなったから、生きる希望を失ってしまったのか。



本当…馬鹿だね、クラウスは。



「ねぇ、クラウス。犯人のこと憎くないの?」



低い声でクラウスにそう尋ねると、クラウスはピクリと反応して、目を見開きながら俺を見る。


俺は今どんな顔をしているのだろうか。
きっと…無表情で冷酷な表情になっているだろう。



「復讐…したいと思わない?」



俺は思うよ。
犯人を探し出して、八つ裂きにしてやりたいぐらい。



クラウスにそう伝えると、彼は布団から出てきて、小瓶を持っている俺の手を掴む。



「…探し出すこと、できるの?」