「クラウス」
クラウスの名前を呼べば、彼は苦しみの中必死に俺の名前を呼ぶ。
よかった。
まだ理性はあるみたいだね。
俺はセオを呼びつけ、いつもの小瓶を至急手配させる。
「クラウス、もう少し頑張って」
優秀な付き人がすぐに血を持ってきてくれるから。とクラウスに声をかける。
今回の発作はシンディの血で引き起こしたのだろう。
それに、クラウスはもうすぐ発作の時期だったからそれと重なってしまったんだろうね。
そう思っていると、セオがクラウスの部屋に入ってきて、血が入っている小瓶を俺に渡す。
「ありがとう、セオ」
さすがだよ。
そう言うとセオは一礼して、再び情報収集へと戻っていった。
本当、いつも助かるよ。
「ほら、クラウス。いつもの」


