捕えられた吸血鬼






12年前、吸血鬼に襲われて怖い思いをしたシンディ。



だから…俺はシンディを守っていこうと…そう思っていたのに…



「守れなくて…ごめん。最期まで怖い思いをさせて…ごめん」



ごめん、シンディ。
結局俺は、吸血鬼からシンディを守れなかった。


なんて…俺は非力なんだろう。


何が純血の吸血鬼だ。
ただ権力があるだけで、大切な人を守れない、ただの非力な吸血鬼。


こんな自分が…憎くて…悔しくて堪らない。



それから数日間、俺は様々な手配をした。


シンディの埋葬はその日に知り合いに頼んで行い、セオには手掛かりがないか調べさせている。


クラウスは…あの日以来部屋に篭ったままだ。