捕えられた吸血鬼






そして今は警察本拠地にて、本棟の横に吸血鬼討伐隊用の別棟が建設途中。




あと数ヶ月で完成するだろう。



「もし、クラウスが大人になって興味があるなら、ここの一員にならないかなぁって」



ただし、吸血鬼が主に相手だから、訓練は受けてもらうけど。



そう言うと、クラウスはふーんと言って紙を綺麗に折り畳み、自分の服のポケットに入れる。



あ、興味なかったんだね。



残念だなと思いつつ、シンディが待つ家に近づいてきた。



愛息子からプレゼントされたら、シンディはどんな顔をするんだろう。



きっと満面の笑みで喜ぶんだろうね。



シンディの喜ぶ顔を想像していると、ふっとあるニオイが鼻につく。



そのニオイはクラウスも感づいたようで、足を止める。



これは…血のニオイ…?