昔、屋敷に遊びに来てくれた男の子が教えてくれた。



興味津々で森に入った者たちの話。




それは、とても残酷だった…




実の両親さえ…怖いと思ったんだから。





…ここから逃げ出したい。
逃げて…私は自由を手に入れたい。



幸い、両親はいない。
朝方になれば、みんな眠りにつく。




そう…私は今日ここから、逃げる。
そして、外を見たい。
街を歩いてみたい。




そう思い、私は朝日が昇るのを待つ。