「じゃあさ、もし釈放されてまた罪を犯したら?」
「その時はその場で消されるね。一度はチャンスを与えたんだ。それを踏み躙ったんだから」
「ふーん…」
クラウスは薄い反応したかと思えば、あれ?と首を傾げる。
「今の話…聞いていると、セーファスの家は王都を挟んだ向こう側ということだよね?」
この街は王都から見て西にあるから、ここの取り締まりはランドール家になる。
そして、オリヴィエ家であるセーファスは東….
やっぱり、セーファスは暇人じゃん。と言うクラウスに俺は苦笑する。
うん…もう暇人でいいよ。
それからクラウスと他愛な話をした後、挨拶をして彼の部屋を出る。
そしてこの家を後にし、外に待機させていたセオを呼ぶ。
「セーファス様」
「セオ。至急調べてほしいことがあるんだ」
俺はセオにクラウスの父親のことを調べさせる。
セオは本当に優秀な付き人。
おかげで情報はすぐに手に入った。


