いくらあの吸血鬼の子だからと言って、自分の子には変わりはない。
自分一人で、この子を育てる。
それからシンディは元気な男の子を産み、今日まで愛情たっぷりに育てたのだ。
クラウスに最後まで話すと、彼は暫く考え込む。
「….今、父親って、どこにいるの?」
「この辺だったら、ランドール家の縄張りだから…ランドール家が所有する監視塔にいるんじゃないかな」
「ランドール家?……そういえば、純血のヴァンパイアが母さんの血を嗅ぎつけて助けたって言っていたけど……どういうこと?」
普通は純血に殺されるとかじゃないの?とクラウスは俺に質問する。
まぁ…一般的な考えはそうだよね。


