クラウスに能力のことを教える。
そして、俺の能力のことも詳しく。
吸血鬼は誰だって能力を持っているわけじゃない。
ハーフ、クォーターならば能力を持っている奴らが多い。
しかし、吸血鬼の血が少なくなっていくと、能力を持つ可能性も低くなる。
持っている方が珍しい。
「ふーん…そうなんだ。…で、記憶の何を見たの?父親のこと?」
「そう。クラウスの父親はどんな人なんだろうとちょっとね、記憶を見せてもらったんだ」
そう…あまりにも残酷な記憶。
あの記憶を見た瞬間、あの男に殺意が芽生えたね。
「…聞かせてよ」
「いいの?ショックを受けるかもしれないよ」
「元々、そういう約束でしょ」
まぁ…そうだったね。
じゃあ…何を話そうか。
なるべくソフトがいいかなと考えていると、クラウスは俺の考えがお見通しなのか…
「言っとくけど、セーファスが見た記憶を全て話してね」
すかさずに言うクラウスに、俺はくすりと笑う。
さすが、クラウスだ。


