「警察は週二ぐらいにあっちこちの街や村をパトロールするんだ。そこで変な奴がいたら捕まえる。……表の奴らは」
「表?」
「裏には俺みたいな奴らがいんの。吸血鬼討伐隊って聞いたことない?」
それは…昨日街の人の話で出てきた単語…
私は男の言葉に頷くと、男は話を続ける。
「俺らはヴァンパイア専門だけど、ヴァンパイアの情報がなければ、ただの警察と同じ。ただ、後始末するのは俺たち裏の人間」
さーて、そろそろ行くか。と男は昨日着ていた白い制服の上を羽織る。
これが…吸血鬼討伐隊の格好…
「……いいんですか?」
「なにが?」
「吸血鬼の私に…警察のこと、教えても…」
もしかしたら、逃げて仲間に知らせるかもしれない。
この男は私が逃げても捕まえると言ってたけど、果たして本当に捕まえることはできるのだろうか。


