捕えられた吸血鬼







「そうだね、未来が楽しみだよ」



じゃあ、俺はそろそろ帰ると告げると、シンディは名残惜しそうに俺から離れていく。



「また明日も来てね」



「うん、来るよ」



だから、もう寝なよ。とシンディの頭を撫でる。


シンディは満足したのか、嬉しそうに布団の中に入る。



「ねっ、セーファス。私が寝るまで手を繋ごう」



布団から手を出し、おねだりするシンディに俺はくすりと笑う。



「何だか今日は甘えん坊だね」


「いいじゃない。たまには甘えたくなるの」



二人で笑い合いながら、俺はシンディの手を繋ぐ。


そして暫く手を繋いでいると、シンディから寝息が聞こえる。



寝付きがいいことで。



俺はシンディが寝たのを確認し、シンディの手を布団の中に入れ、静かに部屋を出る。



そして、俺はその足でクラウスの部屋へ向かった。