捕えられた吸血鬼






シンディは顔を埋めたまま、目だけこちらに向ける。



「人間とヴァンパイアでは…友達になれないの?」



「…逆に、シンディはいいの?」



俺はもう一度ベッドに腰をかける。


シンディは顔を上げて俺と視線を交わす。



「吸血鬼でしかも男…シンディは怖くないの?」


一般的には吸血鬼と聞いただけで、怯えてどこかへ逃げていく。


だけど、シンディはそれよりももっと酷い状況だ。



そう思っていると、シンディはクスリと笑う。



「セーファスって意外とわかっていないんだね」


「え?」



「何年セーファスと一緒にいると思ってるの?もう11年だよ?もし、セーファスが怖かったら、初めて会った時から拒否ってるよ」



でも初めて会った時から不思議とね……恐怖心は全くなくて、逆に…安心感があったんだ。



だから…セーファスのそばにいると安心するんだ。とシンディは俺の胸に寄り添う。