捕えられた吸血鬼





じゃあ、今更誤魔化したって意味ないね。





「シンディには内緒にしてて。多分俺のこと、人間だと思っているから」




「わかっているよ」



「あと、クラウスのその‘‘渇き”も。もう少しだけ我慢してくれないかな」




明日の朝までにはどうにかするから。とクラウスに言葉をかけると、彼はこくりと縦に頷く。



それからクラウスと二人で洗濯物を干し、終わった後中へ戻る。



リビングに向かえば、シンディが昼食を準備して俺たちを待ってくれていた。



「遅かったね、二人とも。そんなに量多かった?」


「いや、クラウスと世間話していたから」




帽子を脱ぎ、ダイニングテーブルの椅子に座る。



目の前には野菜や卵を挟んでいるサンドイッチが並んでいた。