これも本に書いてあったとクラウスは言うけど、今の言葉にはさすがの俺でも驚きを隠せなかった。
本で調べただけでも、普通の人間ならば誰が吸血鬼なのか…しかも‘‘純血”までわかるはずがない。
「…ねぇセーファス…一つだけ教えてほしい」
クラウスは物干しに掛かっているハンガーを取って、服をかける。
「最近…ものすごく喉が渇くんだ…水でもお茶でも満たされない…しかも外に出て、誰かが怪我をした時、真っ先に血を見てしまうんだ。それを見て‘‘どんな味なんだろう’’、‘‘美味しそう’’って思ってしまう……普通の人だったら変だよね。そんな俺ってさ…ヴァンパイア…なのかな?」
太陽の陽射しは大丈夫なんだけどね。とクラウスは言う。


