捕えられた吸血鬼







「本に書いてあったんだ…ヴァンパイアのこと。太陽の陽射しが大丈夫なヴァンパイアもいれば、そうでもないヴァンパイアもいる。……セーファスはヴァンパイアなんでしょ?」



表情を崩さずに俺に尋ねてくるクラウス。



クラウスの言葉に一瞬固まってしまったが、すぐに笑顔を作る。



「…どうして、そう思うのかな?」



内心はまだすごく動揺していた。



だって、クラウスは人間であるシンディから生まれた。



だから…人間であるクラウスは俺のこと気づかないはずなのに…



「…セーファスから普通の人間ではありえない雰囲気を纏っているから。それに一般的なヴァンパイアとも違う……セーファスはヴァンパイアの中のヴァンパイア……‘‘純血”なんだよね?」