捕えられた吸血鬼







「ねぇ、シンディ。俺が洗濯物を干している間に昼ご飯作ってよ。シンディの手作り料理が食べたい」




笑顔でそう言うと、シンディ…ではなく、クラウスが答える。



「本当、毎回ここで食うよね。飽きないの?」



「ちょ…っ、クラウス、どういう意味よ!」



「だって、母さんが作る物は大体パターンが一緒じゃん」



あれこれと指折りしていくクラウスに、シンディは慌てて彼を止める。



そんな二人に俺はくすくすと笑う。



「俺はシンディが作ったご飯、好きだし飽きないよ」



そう言って俺はクラウスを手招きする。



クラウスは面倒臭そうな顔で俺に近づき、何?と俺を睨みつける。