捕えられた吸血鬼







俺はそう思いながら、シンディから洗濯物が入っている籠を奪い取る。




「これは外に干せばいいんだよね?俺がやっておくよ」




「…セーファスったら、いつまでも私のこと妊婦扱いしてない?」



毎日いろんなことしてもらっているから…とシンディは言う。



…まぁ、確かにこの11年はあっという間だった。



シンディと出会ったあの日のこと…まだ昨日のように感じる。



だけど…



「それはないよ。ただ俺が手伝いたいだけだから」



シンディの役に立ちたいから、慣れない家事の手伝いをしている。



普段の俺ならこんなことしない。



まぁ、あとはクラウスの成長を間近で見届けたいからっていうのもある。



…見事に生意気な少年になったけど。