捕えられた吸血鬼







「なに百面相してるの。言いたいことは直接言わなきゃ。アメリアはすぐに考え込むんだから」




考え込んだって、何も答えは出てこないよ。とセーファス司令官は自分の指を組み、その上に顎を乗せる。




「まぁ、アメリアはわかりやすいから、何となく言いたいことはわかるけどね」




俺の気配のことでしょ。と言うセーファス司令官に、私は素直に頷く。




「俺はさ、自分の気配を消すことが得意なんだ。立場上、必要なことだから」




立場上…
それは、司令官として…?
それとも…純血として…?



「あとは…ブライアンが作った薬のおかげかな」



「え、ブライアンさんの?」