すると、セーファス司令官はすっと雰囲気を変え…
「セオ」
いつもよりも低い声で、誰かの名前を呼ぶ。
すると、どこから湧いて出てきたのか、セーファス司令官の前に現れ、跪く一人の男性。
「セーファス様、何なりと申し下さい」
「そんなに畏まらなくても。ちょっと頼みがあるんだ」
「何でしょうか」
「ノーマンを病院に連れて行ってくれないかな?俺も後から行くから」
「かしこまりました」
セオと呼ばれた人物はセーファス司令官に頭を下げたあと、ノーマンと共にこの場から去る。
「さて、ノーマンはセオに任せたし、コーネリアはアメリアに任せていいかな?」
「あ、はい…えっと…」
聞いてもいいかな….?
あのセオって人のこと…