「今日はもう宿に戻ろう…ノーマンは病院に連れて行かないといけないし、コーネリアも宿で寝かせないと…」
「…それはクラウスも。でしょ」
セーファス司令官はクラウスの肩に手を置き、自分の方へ引き寄せる。
「!?セーファ…」
「さっきも言ったでしょ。少しは周りに甘えなさいって」
いくら純血の血を貰ったからといって、完全に復活したわけじゃない。
精神面だって疲れているだろうし、現に足元もフラついている。
セーファス司令官はクラウスの肩に置いている手に力を込めながら、そう言う。
クラウスは少し黙り込み、諦めたかのように息を吐く。
「……俺はあんただけはごめんだって言ったけど」


