「ふーん…すぐには効果でないんだ」
なーんだとがっかりするセーファス司令官。
クラウスは呆れたようにため息を吐く。
「そもそも純血の血はそこまで特別じゃなかったとかじゃない?」
小さな噂が段々と大きな話になっただけなんじゃないの?というクラウスに、セーファス司令官は納得いかない様子。
「それか、クラウスが吸血鬼特有の能力を持っていないからかな」
でも能力を持っていなくても、どこかで影響があると思うんだよね。とセーファス司令官は自分の顎に手を添え、考え始める。
でも、ベールが私の血を飲んだ時…
能力が増していた気がするけど……
あれは…ベールが吸血鬼特有の能力を持っていたから…かな?
「……まぁ、別にどうでもいいけど。俺は純血の血が欲しくて飲んだわけじゃないし」
クラウスは疲れた表情を見せ、よろけながらもその場に立ち上がる。


