捕えられた吸血鬼








自分の心情に戸惑いながらも、私はぼーっとクラウスを見つめる。




暫くするとクラウスは私の手を離し、制服の袖で自分の口元を拭う。



「あ、クラウス。制服で口を拭いちゃダメだよ。たださえ白いんだから」



「…うるさい。制服の色を考えたのは、あんたでしょ。それにもう手遅れだし」



ガリアのせいで血まみれ。というクラウス。



どうやらクラウスは私の血を飲んだことで、発作が治まり、だいぶ落ち着いたようだ。




「ねぇ、どうなの?純血の血って」



セーファス司令官は興味津々でクラウスに聞く。



クラウスは自分の手を見ながら、握ったり広げたりと手を動かす。



「….さぁ?どうだろう。あんまり変わらない気がするけど」