捕えられた吸血鬼








「…くら…うす…?」




クラウスの表情はさっきよりもマシにはなった。
しかし…まだ瞳は紅いままー…




「…アメリアが、悪い…から…」




クラウスはそう言って、私の噛み跡の上から自分の牙をたてる。




「い…っ」




クラウスから容赦なく噛まれ、そこから溢れ出す血を彼は丁寧に舐めとる。



…なんだか、変な感じ。
さっきは、クラウスを助けなきゃと必死だったけど…




今まで人間だと思っていたクラウス。



そんなクラウスに牙をたてられ、私の血を飲んでいるなんて、…すごく違和感がある。




でも、なんでだろう。
私の血を啜っているクラウスの姿になぜか…綺麗だと思った。




元々綺麗な顔立ちをしているから?



なんだか妙にどきどきする。