捕えられた吸血鬼







私はセーファス司令官の言葉に首を傾げる。



そんな私にセーファス司令官は苦笑する。



「….…無意識、だったんだね」



「無意識…?」




「アメリアの能力。どうやら…人の動きを封じ込める能力みたいだ」




人の動きを…封じ込める…
それが、私の能力。




「でもさっきのは無意識だったみたいだし、少し練習すれば、自由に能力を使うことができると思うよ」




私にも…ちゃんと能力….あったんだ。



その事実に嬉しく思っていると、セーファス司令官は「あー…でも…」と言葉を濁す。




「その前に、クラウスをどうにかしようか」




「え?」




クラウス?と私はクラウスの方へ振り向く。



それと同時にクラウスから血が出ている方の手首を掴まれる。