捕えられた吸血鬼







「…クラウス」




「嘘は言ってない。ただ貰う時間が遅いだけ…って話でしょ…」




「でも、それまではずっとクラウスは苦しんだままなんでしょ?」




こっちはクラウスを助けたいと必死なのに…


どうして自分のことになると、そう投げやりというか無頓着になるというか…



私の時は無理矢理血をあげたくせに…



クラウスが意地でも血を飲みたくないというなら…
私だって、クラウスみたいに…



その為にはクラウスの動きを封じなければならない。



だって…男の力に勝てるわけ、ないでしょ?




「クラウス」



「!?」



「絶対に動かないでね」



「おま…っ」




クラウスも私たちを傍観していたセーファス司令官も私を見て目を見開く。



なんで、そんなに驚いているのだろうか。