捕えられた吸血鬼







「ガリアの能力は知ってるんだよね?」




「…はい」



「ガリアの能力は直接人に触れないと発揮できない。…でも一つだけ例外がある」




「例外?」



「それは、心が弱っている場合」



「…え?」




セーファス司令官は自分の目元に指をあてる。



「ガリアは心が弱っている人間には瞳で操ることができる。コーネリアもそのパターンだよ。ガリアと目が合い、操られていたんだよ」




そう…だったんだ…




…じゃあ…セーファス司令官の能力って…



じっとセーファス司令官を見つめると、セーファス司令官はふふっと笑う。




「質問したいことがあれば、目じゃなくて口で言えばいいのに」



「…ごめんなさい」



「別に怒っているわけじゃないよ」



大体、アメリアが聞きたいことは察しているし。とセーファス司令官は私の頭を撫でる。