捕えられた吸血鬼







クラウスの脅しに、いつもは慌ててクラウスの言う通りにしていた。



だけど、今のこの状況で…
そんな脅しは効かない。



「撃つ?いいよ。私は撃たれても構わない。…だけど、どんな手を使ってでも私はクラウスに血をあげるから」




絶対に、諦めたりはしないんだから。




すると、私の気持ちが伝わったのか、クラウスは突き立てていた銃をおろす。




「……ほんと、アメリアって…強引…だよね」




「…クラウスだって、強引だもん」




そんなこと、クラウスに言われたくないし。
クラウスの方が強引じゃん。




じっと見つめていると、クラウスは諦めたかのように自分の額に手を乗せ、ため息を吐く。




「…わかった、俺の負け…だよ」



「クラウス…!」