捕えられた吸血鬼






「……こんなの、大人しくしとけば…おさまる…」




クラウスはそう言うけど、私は否定するように首を横に振る。



そんな嘘…私に通用すると思っているの…?




発作が治るのは…血を飲んだ時だけ。




「クラウス、苦しいんでしょ!?なら、私の血をあげるから」



「はぁ…!?おま…何言っ…てんのか、わかって、んの!?」




クラウスは怒りを露わにしながら、私の腕を掴む。


クラウスの言いたいことはわかる。



でも…私だって、譲れない。




「私は何度もクラウスに助けてもらった。なら、次は私がクラウスを助けたい!」



「アメリア…」




クラウスは小さく私の名前を呼ぶ。


…だけど、クラウスは私の願いを受け入れてくれず、私の肩を押す。