捕えられた吸血鬼







だけど……地面にはクラウスの血がどんどん溜まっていく。




「いやぁ…やっぱり簡単には死なないね、クラウスは。少しは吸血鬼の血が流れているからかな」



「…何言ってんの…ヴァンパイアの血と言っても、ほんのちょっとだけ…だし…」



「…相変わらずだね。……ねぇ、その銃弾って対吸血鬼用なんだよね?…もう一回くらわせたら……どうなるのかな?」



ガリアはまるで子供みたいにわくわくと楽しそうに言って、剣の矛先をクラウスに向ける。



後ろからはコーネリアが銃で狙う。



本当にこのままでは…クラウスが死んでしまう…



…そんなこと、させない。
たとえ…あとでクラウスに怒られたって…クラウスが死ななければ、それでいい。



ぎゅっと手を握り、私はクラウスの元へ駆け出す。