捕えられた吸血鬼







「ふーん…少しはやるようになったんだ。あれから何年経ったかな?50年?それともまだそれ以上かな?」




「さぁ?覚えてないね。お前がいてもいなくても変わらないから」



「……本っ当、クソ生意気だよね。クラウスは」



ガリアは凄まじい殺気を放ち、瞳を紅く光らせる。



あれって……
ベールの時もそうだった。



瞳が紅くなった時….それは発作を起こした時…
または、能力(ちから)を使う時だ。



ガリアの能力は人を操ること。

でも、ガリアは私たちと合流してから、誰にも触れていない。


それ以外に能力があるというのだろうか。



「ねぇ、ノーマン…」



「ん?」



「吸血鬼の能力って、複数持っていることってあるの?」



「え、能力…?…いや、聞いたことない。今までのヴァンパイアや純血のセーファス司令官だって能力は一つしかないよ」



じゃあ…ガリアは一体何を企んでいるんだろう。



「それにしても…何で俺にヴァンパイアのことを?アメリアの方が詳しいんじゃないの?」



「…ううん、私は能力に関しても誰にも教えてもらったことがないの。…クラウスと戦った時に初めて知った」