捕えられた吸血鬼







「俺は俺で、こいつを守る理由がある。コーネリア、その銃をこっちに渡して」




しかし、コーネリアは動こうとはせず、瞳には涙を溜めていた。




「…っ、なんで…なんでクラウスもその女の味方なの?だって、その女はヴァンパイアで…しかも純血ー…」




「…じゃ、俺はどうなんの?」




「……っ」



コーネリアは銃を持っている手を震わせ、言葉を詰まらせる。



「…クラウス、は……っ」





二人の会話についていけなくなった私。
一体…何の話をしているの…?




すると、今までの会話を聞いていたガリアは声をあげて笑い始める。




「あはははっ!これは傑作だね。……その女はクラウスの正体を知ってるんだねぇ」




クラウスの……正体?



ガリアの言っている意味がよく理解できなくて、思わずガリアに視線を向ける。