捕えられた吸血鬼






「あの時はさ、クラウスに頼まれていたんだ。いつも通りにアメリアに接してくれって」




「クラウスが…」



私は前にいるクラウスを見る。


まさか、クラウスがノーマンにお願いしてるなんて…



そこまで気にかけてくれるクラウスの優しさに心が温かくなる。




「でもさ…」



ノーマンは私に笑みを向けた後、コーネリアと向き合う。




「アメリアと接していくうちに、俺自身がアメリアと仲良くなりたいと思った。純血のくせに世間知らずだけど、気取ったりしないし、一緒にいて楽しく思える」




今では俺にとっては大切な仲間だよ。ヴァンパイアとか人間とか関係ない。




そう力強く言うノーマンに私は涙が出そうだった。




まさかノーマンがそこまで思ってくれていたなんて……




すると、ノーマンの隣で話を聞いていたクラウスはコーネリアに手を差し出す。