「…なるほど、昨日の親切な人ってお前だったのか」
「面白かったよ、いろいろと」
笑みを崩さないガリア。
クラウスは私の腕を引き、自分の背中に隠すかのように追いやる。
「なに?その方はクラウスのお気に入り?」
「ただのペットだよ」
な…っ、ペットじゃない!
そう反抗しようとしたが、クラウスからすごく睨まれて、口に出すことはできなかった。
「…‘‘ただ”の?それは嘘でしょ」
ガリアは私たちの周りをゆっくりと歩きながら、クスクスと笑う。
「昨日から、クラウスがこの街に来ていたことを知っていた。だからね、今日はあとをつけさせてもらったんだ」
クラウスは一体どんな仕事をしているのか、興味があったから。
だから、朝からあとをつけて来たとガリアは言う。
「そしたら…すごいこと知っちゃったんだ」


