そう言ったクラウスはどこか悲しみがあって…だけど、その中には怒りもあって…
こんな感情を露わにしてるクラウス…初めて見た。
「……そのヴァンパイアの名はガリア・フェイロン」
……ガリア?
あれ、その名前って…
「純血の父とハーフの母を持つヴァンパイア。……こいつが最も危険で純血に近いヴァンパイアだよ」
昨日の宿でクラウスが言っていた純血に近いヴァンパイア。
それがガリア・フェイロン。
…しかも、そのガリアって…
「わざわざ自己紹介ご苦労様」
ぱちぱちと拍手を送りながら、突然現れた一人の男。
私たちは一斉にその男に視線を向け、男はにこやかな笑みを浮かべ、手には剣が入っている鞘を持っていた。
…やっぱりガリアって、昨日の…


