「…知ってんだよ。人を操ることができるヴァンパイア」
「え?」
「しかも…操られている間は記憶がない。シアン・ネイラーもそんな状態だ」
人を操ることができる吸血鬼…
その吸血鬼が…この事件に関わっている。
しばらく歩いていると、ようやくクラウスが立ち止まり、私たちの方へ振り向く。
辺りを見渡すと、どうやら広場に出たようだ。
「ここからは俺の想像。…ファリス・パーキンスを殺したのは、シアン・ネイラー」
「!?」
「…と言っても、シアン・ネイラーはヴァンパイアに操られていたから、その時の記憶はない。主犯はそのヴァンパイアだ」
…ファリスさんを殺したのはシアンさん…
しかも、ヴァンパイアに操られて…


